女性からの愛情を太陽の光のように毎日浴び続けるには?
女性からいつでも愛されるためにはどうしたらいいか?
具体的には、女性があなたに会うと、最高の笑顔で迎えてくれるようになるには?
あなたの疲れた身体を抱き締めてねぎらいの言葉をかけてくれるようになるには?
普段と違う色っぽい服装で、あなたの眼を楽しませてくれるようになるには?
一緒にお風呂に入ってあなたの体を丁寧に洗ってくれるようになるには?
一緒にベッドに入れば温かくて美しい、柔らかな肌をぴったりと寄せて眠ってくれるようになるには?
このように、女性に愛されるようになるためには、唯一にして単純な方法があります。
それは奪うのではなく、与えるようにするということです。
与えるようにすれば、女性はあなたに最高の笑顔を見せてくれるようになります。
与えるようにすれば、女性はあなたをねぎらってくれるようになります。
与えるようにすれば、女性はセクシーな服を着てあなたを楽しませてくれるようになります。
与えるようにすれば、女性はお風呂であなたの身体を愛おしく洗ってくれるようになります。
与えるようにすれば、女性はベッドであなたにぴったりくっついてくれるようになります。
他にもいろいろありますが、きりがないので次にいきますね。
しかしここで疑問が出てきます。
与えるって言ったって、何を与えるんだ?お金?いいえ、違います。
(お金を与えてもダメな話として、ある投資家・資産家の話がありますが、それはまた今度紹介します。)
相手の欲しがっているもの、望んでいるものを与えるのです。
それは必ずしもお金ではないということです。
例えばこういうことです。
浩之と由美子は付き合って半年ほど。
最近はお互いに忙しく、今日、久しぶりに居酒屋でデートをすることになっています。
由美子は仕事のことでストレスが溜まっていました。
浩之もそうでしたが、どちらかというと体の疲れを感じているというところのようです。
飲み物が運ばれてきて、乾杯をしたら由美子話し始めました。
(おいおい久しぶりに会ったのに仕事の愚痴かよ~勘弁してくれよ~)、と浩之は思いました。
現場のことを知らずに仕事を振る上司や、前例のないことをしようとして混乱を呼ぶ後輩、クライアントからの電話で自分の仕事が進まないだの、どこでも一緒だと言いたくなるような話。
おまけに同僚達の名前とか、固有名詞出されてもわからないし……
と思いましたが、彼は気持ちを切り替えました。
話したいんだろうから話を聞いてやろう。
それから1時間、浩之は口を挟まず、ずっと彼女の愚痴を聞いてあげました。
遅い時間に店に入ったので、今日のデートはほぼそれで終わったようなものでした。
このとき彼女は何を欲していて、彼は何を与えたのでしょうか。
答えとしては、由美子は「話を聞いて欲しかった」ので浩之は「話を聞く行為」を与えたということになります。
もしあなたが彼なら同じようなことができるのでしょうか?
露骨に嫌な顔したり、勝手にああしたらいい、こうしたらいいとあれこれ解決策を挙げたりしてはいないでしょうか?
相手の話を聞くことに関しては今後、一つの記事としてそこで詳しく書きます。
この話には後日談があります。
次の日、浩之は由美子からLINEが来ていることに気づきます。
「昨日は話をいっぱいきてくれてありがとう。
今度は休み、ヒロの好きなシーフードのドリアを作ろうと思うんだけど、家に来る?」
浩之はもちろん行くと返事をしました。
与えることで自分に返ってくるという原理は別の分野では、多くの人から論じられていることでもあります。
代表的な例を3つ挙げてみます。
ペンシルベニア大学ウォートン校の教授アダム・グラントは
著書『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』において、
人々を以下の3つのタイプ
ギバー(ギブ・アンド・テイクの関係を相手の利益になるように持っていき、受け取る
以上に与えようとする人)
テイカー(与えるより多くを受け取ろうとする人)
マッチャー(与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする人)に分類しました。
そして、ビジネスにおける最高の勝利者となるのは(成功した)ギバーであると論じました。
GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
- 作者: アダムグラント,楠木建
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次に私が子供の頃にテレビで放映していた記憶のある、伊丹十三監督の『マルサの女』。
この映画にもこんなシーンがありました(1:47:06~1:48:30くらいまで)。
「せっかくだから教えてあげるよ。
金貯めようと思ったらね、花村さん。
使わないことだよ。あんたは葬式がありゃ1万、結婚式がありゃ2万と出すでしょう。
そんなもの出してたら金は残らない。
100万あったって使えば残らない。
10万しかなくても使わなければ、まるまる10万残るんだからねえ。
あんた、今、ポタポタ落ちてくる水の下にコップを置いて、水、貯めてるとするわね。
あんた、喉が渇いたからってまだ半分しか溜まっていないのに飲んじゃうだろ?
これ、最低だね。なみなみいっぱいになるのを待って…それでも飲んじゃだめだよ。
いっぱいになって…溢れて…垂れてくるやつ…(ペロッと)これを舐めて。我慢するの。そうすりゃコップいっぱいの水は…」
引用元:マルサの女 セリフが好きなので、字で再現しました。 - 素人目線の映画感想ブログ
このセリフは今でも多くの場面で使われています。
コップの水を飲んでしまったら元手がなくなってしまう。
これでは、相手から奪うことになってしまう。
水を貯めることが与えることにつながり、溢れたもの(彼女からの愛情)を受け取るようにする。
3つめがベストセラーになった『7つの習慣』の著者スティーブン・R・コヴィーは、
「効果性の定義」という節において、金の卵を産むガチョウの寓話を引き合いに出し、このようなことを言っています。
この寓話からもわかるように、真の効果性は二つの要素で成り立ってる。
一つは成果(黄金の卵)、二つ目はその成果を生み出すための資産あるいは能力である。
黄金の卵だけに目を向けガチョウを無視するような生活を送っていたら、黄金の卵を産む資産はたちまちなくなってしまう。
逆にガチョウの世話ばかりして黄金の卵のことなど眼中になければ自分もガチョウも食い詰めることになる。
スティーブン・R・コヴィー『完訳7つの習慣』58頁
つまり、ガチョウ(リンク先では鶏ですが)の腹を捌いたら奪うことになりますね。
ガチョウの世話をしっかりすることで、黄金の卵(女性の愛情)をしっかり受け取っていくことが持続的な関係において重要となるのです。
他にも、社会学者マルセル・モースの『贈与論』、心理学者ロバート・チャルディーニの『影響力の武器』などなど……
しかし与えてばかりでは、良い人で終わって旨味がすくないのでは?
損してばかりで終わるのがオチになってしまうのでは?と考える人もいるでしょう。
与えているのに損をしたような気分になるという原因は二つ考えられます。
1、与え方が中途半端である。
2、そもそも相手が欲しがっているものを与えていない。
これらは与え方を改善すれば良いだけなので、そのことは今後詳しく説明していきます。
与えるということ自体に問題があるわけではありません。
さあ、早速今日から身近な人に与えてみましょう。
そうすると実は何より自分の気分が良くなるのだと気づくではずです。
寛容の精神で人々に与えることによって得られる喜びは計り知れない。
それはこの世で最高の「抗うつ剤」である。
なぜなら、与えることと自信を持つことの間には密接な関係があるからだ。
バートン・ゴールド・スミス『自信がつく方法』116頁
そして前述のアダム・グラントによれば、与える人、ギバーは全体からみて非常に少ないのです。
つまり、男の中でも貴重な存在になれるということです。
なので、これを読んでいるあなたは、多くの男たちの中から一歩も二歩も先んじてください。
このブログで与える方法を学び、実践していけば短期間で圧倒的な差になって現れます。
それはあなたの男としての器をもっと大きくしてくれることに繋がります。
今日のまとめ
- 愛される男になるためには与えることが重要。
- 何を与えるのか→相手欲しているもの、望んでいるものを与える。(実はもう少し深い話があるのですが、また今度にします。)
- 効果がないと思ったら与え方を改善する。
- 与える男になると自分の器が大きくなる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
参考文献
本文中で紹介したもの以外では、
ボブ・バーグ ジョンデイビッドマン「あたえる人があたえられる」海と月社
- 作者: ボブ・バーグ,Bob Burg,ジョン・デイビッド・マン,John David Mann,山内あゆ子
- 出版社/メーカー: 海と月社
- 発売日: 2014/01/29
- メディア: 単行本
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